夏バテ

1.しっかりと食べる

夏にはしっかり食べて、スタミナをつけることです。
 特に、ビタミンやミネラルを補給する必要があります。


ビタミンB1,B2とクエン酸

夏バテにはビタミンB1,B2とクエン酸をしっかりとって、
疲れの元となる乳酸をどんどん消費してエネルギーに代えていきましょう!

クエン酸には、汗のにおいを減らしてくれるという、もう一つの効果もあります。

【ビタミンB1,B2をたくさん含食材】

●豚肉(特にモモ肉、ひれ肉)●レバー●枝豆●納豆

●豆腐●玄米●うなぎ(ビタミンB1)●いわし●ゆず

【クエン酸をたくさん含む食材】

●酢●ゆず●グレープフルーツ●レモン●梅干

ビタミンC

とかく、夏はストレスがたまりやすいものです。 このストレスが胃腸の働きを弱めたり、
自律神経の不調につながり、夏バテを促進してしまいます。
こんなときに効くのがビタミンCです。

【ビタミンCをたくさん含む食材】夏には夏のお野菜がおススメです。

●枝豆●トマト ●カボチャ●モロヘイヤ●グリーンアスパラ●ゴーヤ

ナイアシン

夏バテの疲れを少なくするのにビタミンB1,B2が不可欠と書きましたが、
実は、同じ働きをナイアシンもしているんです。

【ナイアシンをたくさん含む食材】

●ぶり●さば●あじ●たらこ●豚レバー

香辛料・香味料

どうしても食欲がない!という場合、香辛料や香味料を使うのがいいかも知れません。

【夏バテ防止・解消の香辛料・香味料】

●しょうが●わさび●しそ●みょうが●ねぎ●カレー●とうがらし●キムチ

2.水分を補給する

暑い夏には汗として水分がどんどん失われていきます。

したがって、水分の補給が大切です。

一番いいのは、温かい飲み物を少しずつ飲むことです。

水分が必要だからといって、冷たい水をガブガブ一気に飲むと体に吸収されにくく、
胃腸が冷えて消化能力を落としてしまい、 夏バテまっしぐらになってしまいます。

ジュース、アルコールは控えましょう!

●どんどんジュースを飲んでしまい、結局は糖分を摂りすぎて太るだけ
 ということになりかねません。

●アルコールを摂取するとその分解過程で水分が取り込まれてしまい、
 飲んだビールの1,5倍以上が尿とともに排泄されてしまいます。

3.冷房の効きすぎに備える

暑い外からクーラーの効いた室内に入ることを
 何度も繰り返していると、自律神経がまいってしまい、
 めまいや食欲低下を招いてしまいます。

温度差が夏バテの最大の原因

部屋の冷やしすぎは夏バテの最大の原因なのです。

●夏の快適温度は25度

●外との温度差を5度以内

●外が40度近くあり、5度以内に収めるととても暑くて過ごせない場合は、
 中に長くいる人が快適に過ごせる程度の温度にしましょう。

除湿がポイント!

暑さ対策にはクーラーで温度を下げるのではなく、湿度を下げることが大切になってきます。
湿度が40から50%程度になれば、 かなり快適になってきます。

4.しっかりと寝る

寝不足は体力不足を招き、
 確実に夏バテへの道を進ませてしまいます。

寝室の冷房法

絶対にやってはいけないのは、 直接風を体に当てること。

直接クーラーの風が体に当たると表面の熱が奪われ続けることになり、
体は体温を保つために、 寝てる間中フル回転をさせられることになります。
これでは寝たことの意味がなくなり、かえって体を疲れさせてしまいます。

ぐっすり寝るための工夫

●除湿をしましょう。

●寝る前に入浴をしましょう。

●軽い運動をしましょう。

●寝ゴザや竹シーツを使おう。



夏は疲れが溜まりやすい季節だから
夏バテの原因を知って対策しておくことは
とっても大事だね